
第46回沖縄ピアノコンクール本選会。
私は1日目は中学校、高校、大学一般の部門、2日目は小学校高学年部門の審査をさせていただきました。
さすが本選、みなさん高い水準で曲を仕上げており、中にはプロ並みの素晴らしい演奏をする方もいました。そういう演奏は審査を忘れて思わず聴き入ってしまいます。
ところでコンクールの難しさって色々とありますが、結局行き着くところは自分自身との戦いなんだと思います。
・審査員や見知らぬ人々に見られながらの演奏
・しかも弾くだけではなく審査される
・普段とは違う環境
・普段とは違うピアノ
・聴こえてくる音色がいつもと違う
・指の感覚がいつもと違う
このような何重苦の中で、未就学児の子から大人まで、等しく緊張しながら弾いてるんです。すごいですよね。
アルゲリッチでさえ緊張します。「いつもと同じように」いかないのが本番なんです。多少なりとも緊張するのが当たり前で避けられないんです。
なので緊張の中、心身ともにコントロールする方法など自分なりに見つけていく事がいい演奏への近道なのかなと思います。
受験したみなさん、運営のみなさん、審査した先生方、お疲れ様でした。