桐朋学園大学時代の恩師である山田富士子先生のリサイタルに行きました。
前半はベートーベン、後半はドビュッシーとサンサーンスのフランス物の構成。
しっかりとしたベースラインの支えの上にキラキラとした軽やかな音が乗り、先生ならではの上品で洗練された世界観に包まれた演奏でした。
久しぶりに先生の演奏を聴き、改めて「響きで音を作る」という事の大切さを実感しました。
練習するだけでなく良い演奏を聴く事も必要ですね。
終演後にはロビーで花道家の假屋崎先生をお見かけしました。なんか贅沢な気分。
ところで今回はコンサートの日の朝の便で東京入りしたのですが…羽田に到着しロビーに出たところで何やらザワザワ。なんと大韓航空の機体がすぐそこの滑走路で出火し炎上しているとの事でした。
恐らくしばらくは他の機体からの降機は停止、滑走路も閉鎖で離着陸もできなかったはず。私はタッチ1つの差で何の問題もなく東京にたどり着いたわけです。悪運というかなんというか。
コンサートに間に合ったので良かったのですが、次回からは前乗りしようと思ったのでした。
2016/5/27(金) 19:00
紀尾井ホール
山田富士子ピアノリサイタル
