ミハイル・プレトニョフ ラフマニノフピアノ協奏曲全曲演奏会

4年前に聴いたプレトニョフの音が忘れられず、そろそろまた聴きたいなと思っていたところに、チラシでプレトニョフの名前を発見。ソロではなくかの有名なラフマニノフのコンチェルト1番、2番を弾くとの事でこれは行かねばと秒でチケットをゲットしました。
そんなわけで先週、プレトニョフ目当ての私とラフマニノフ目当ての友達で行って来ました。道中ワクワクドキドキ。
演奏は素晴らしかったです。プレトニョフなので顔芸や振りかぶったりする派手な体の動きもなく、楚々と丁寧に、そして内なる熱さを感じるピアノでした。
コンチェルト2番の出だしなんて、体を固めて構えてさぁ〜厳かに!ドヤ!と始めるような事はなく、スッと何気なくポーカーフェイスでスタートしていてマジでTheプレトニョフ節そのもの。最高。
だが!音が聴こえづらかった!席が良くなかった!
このオペラシティ、ピアノソロなら2階席は音がきれいに混ざっていい感じに響いて聴こえるんです。最高なんです。だから間違いないと思い、2階席の正面を取ったんです!
ただ今回はコンチェルト。2階だとピアノがオケの音量に負けてしまい、ソロの時ほどはプレトニョフの音や間、和声感、息使いなどが楽しめませんでした。
1つ学んだ。コンチェルトで2階はだめね。
そして。ピアニストの演奏はソロできくのがベストね。
だからこそアンコールで弾いていたラフマニノフのプレリュードが私的には1番楽しめた。
次はスクリャービンとか聴きたいな。
一緒に行った友達は感動していて満足そうでした。私も100%ではないけど聴けて良かったと思えるコンサートでした。
2023年9月13日(水) 19:00
東京オペラシティ コンサートホール
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
高関健(指揮)
東京フィルハーモニー交響楽団


